皆さんこんにちは。古原鍼灸院です。
世の中は先週末から夏休みシーズンに入ったようですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
さて、夏休みの始まりと共に訪れた3連休には今後の日本を占う参院選があり、すっかり話題の中心となっていましたが、連休初日となった19日(土)は「土用の丑の日」でした。
皆さん、うなぎは食べましたか??
「土用の丑の日=うなぎを食べる日」という習慣は広く知られていると思います。
では皆さん、『焙烙灸』というものは、聞いたことがありますでしょうか?

実は土用の丑の日は、単なる“うなぎの日”ではなく、東洋の暦や養生の知恵が深く関わる日でもあります。
そもそも「土用」とは、季節の変わり目、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間の期間を指します。中でも特に夏の土用は、1年で最も身体が疲れやすく、養生の必要な時期とされてきました。 その土用の期間内で丑の日にあたる日が「土用の丑の日」。昔の人々はこの日に、うなぎだけでなく、薬草を焚いたり、灸を据えたりして、無病息災や夏バテ予防を願ったそうです。

そのひとつが『焙烙灸(ほうろくきゅう)』、または『焙烙加持(ほうろくかじ)』と呼ばれる伝統的な養生法。頭の上に素焼きの平たい土鍋(=焙烙)を乗せ、その上で艾(もぐさ)を燃やし、百会という頭頂部のツボを温めます。艾の香りとともに、じんわりと熱が伝わることで、心身を整える、そんなお祈りとともに行われる古来の風習です。
この焙烙灸には「夏の邪気(=暑邪)を祓う」といった意味も込められており、まさに東洋医学的な“暑さ対策”とも言えるかもしれませんね。

写真は今年のものではありませんが、今でも大分で焙烙加持をされている数少ないお寺のひとつ、法心寺さんよりお借りしました。
法心寺さんでは今年も焙烙加持が行われており、僕自身とても参加したかったのですが、どうしてもの私用があり泣く泣く断念しました…
来年は絶対リベンジしたいと思います。
もし、他にも焙烙加持をされているお寺さんをご存知の方がいらっしゃいましたら、情報提供お待ちしております!