大変遅くなりました、あけましておめでとうございます。古原鍼灸院の古原です。
新年の雰囲気もすっかり落ち着き、いつも通りの日常が戻ってきた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
僕は早くブログを書かなきゃと思いながらも、年明けから公私共に忙しいような忙しくないような、そんな日々をズルズルと過ごしてしまい、気が付けばもう1月も後半に、、、
思えば年末もなんだかんだで一年を振り返るタイミングを逃してしまったので、今回は昨年を少し思い返しながら、今年の意気込みも言葉に残しておこうと思います。
2022年7月
準備万端!なんて程遠い、バタバタのスタートでした。鍼灸院の中は開院前日まで荷物が散乱していて、名刺やリーフレットの準備、税務署や保健所への届け出の確認、必要なものの買い出しにもギリギリまで追われていた日々を思い出します。
迎えた16日の開院日、最初の患者さんは近所に住む祖母でした。幼少期から“超”がつくほどのおじいちゃんおばあちゃん子で育った僕にとっては、非常に感慨深いものがありました。天国の祖父も、きっと開院を祝ってくれたことでしょう。
そんなこんなでどうにか始まった古原鍼灸院ですが、開院半年、やはり大変でした。
そもそも僕はほぼ勢いで開院してしまったので、鍼灸院の運営の仕方も、経営のノウハウも、集客の基本も何も分からないところから、完全に手探り状態。(無論、現在も大して分かっていません…)
会社員として雇ってもらい組織の中で働くことと、“自由”と引き換えにありとあらゆること全てを自分でしなければならない個人事業主という働き方の違いを、苦しみながら少しずつ理解していきました。
僕自身に華やかな経歴があるわけでもないので、いきなり問い合わせが殺到するはずもなく、コツコツ作業が大嫌いな人間がコツコツ営業活動を頑張っています、、、
まだまだ先の長い、険しい道のりではありますが、そんな中で嬉しいこともたくさんありました。
チラシ配りのため、「この道を通るのは小学生以来だな〜」なんて思いながら生まれ育った挾間町を歩き回るのですが、お家の外にいた方には、直接声をかけたりするんです。
すると、本当に皆さん優しく話を聞いてくださり、その度に僕の心は温かくなっていきました。
これは田舎の良さなのか、挾間の良さなのか、はたまた僕の運の良さなのか…?
そんなことはさておき、“地元の皆さんが僕を応援してくれている”と、勝手ながらパワーをもらっています。
そして、実際に足を運んでいただいた患者さんに一生懸命施術をして、「なんだか頭がスッキリした」「人に触ってもらうのってこんなに気持ちいいんだね」そんな言葉を頂く。これ以上嬉しいことはありません。
初歩的なことで喜んでいるのは重々承知の上ですし、今後このレベルを上げていかなければなりません。
ですが、どんなに自分の技術が上達しても、仮にそれなりの地位に就いたとしても、“相手のことを思い一生懸命仕事をして喜んでもらう”それは忘れてはいけない本質だと思っています。
きっとこれは僕たちに限ったことではなく、人を相手にするすべての仕事に通ずることではないでしょうか。
この気持ちを大切に、これからも謙虚に誠実に、精進します。
いつも古原鍼灸院を応援していただき、本当にありがとうございます。
皆さんのおかげで、“開院して良かった”と、心から思えます。
迎えたこの2023年、どんな一年にするのか。しなければならないのか。
まずは、もっとたくさんの人に古原鍼灸院の存在を知ってもらうこと。と言いたいところですがそれ以上に、“鍼灸”そのものの認知を広めていくこと。ここが当面の大きな目標です。
日本における鍼灸の年間受療率は約5%と言われており、医療業界の中ではマイノリティな存在と言わざるを得ません。僕がこれまで出会った方々の話を聞いても、「なんとなく存在は知ってるけど経験はない」という回答がほとんどです。
まだまだ認知度の低い鍼灸を知ってもらうには、もっと情報を発信・アウトプットしていかなければならないのですが、それは流行りのTikTokを始めようとか、YouTuberになろうとか、そういう話ではない気がするんです。大事なのは、一般の方々に鍼灸の有効性や魅力を分かりやすく伝えること、そしてそこに生まれる疑問にきちんと答えていくこと。
ただその前段階として、アウトプットをするためには当然、膨大なインプットが必要。
皆さんは学生時代、勉強していた頃、“人に教えることができて初めて自分の知識になっている”みたいなことを言われたことはありませんか?
僕は今改めてそれを痛感していて、上手くアウトプットできないのは、僕自身のインプット、つまり勉強がまだまだ足りないんだなと。
なんとなく分かっているではダメで、きちんと言語化して説明できるかが重要なんですよね。
僕の尊敬する写真家の鈴木心さんも、“考え方や技術は言語化できなければならない”という観点から、作例の写真を一切使用していない文字だけの写真本を出されていますし、最近読んでいるサッカー漫画『ブルーロック』でも、“計画の中に「わからない」要素を入れるな” “全て言語化して説明できる理想を描け”というセリフが出てきます。(いきなり個人の趣味を挟んでしましました。)
今こうして“言語化して”ブログを書くことで現実を突きつけられているのですが、結局やるべきは基本的なことばかりなんですよね。もはやこの半年間何をしていたんだという大反省、、、
勉強して、勉強して、勉強して、そしてそれを分かりやすく伝えていく。2023年、頑張ります。
先ほど偉そうなことも言いましたが、自分の中にしっかりインプットができて、いざ広く発信しようと思った時、もしかしたら手段としてTikTokやYouTubeを始めるタイミングも来るかもしれないので、それはそれで楽しみにしておいてください。笑
自分で言うのもなんですが、僕はよく“真面目”だとか“しっかりしている”とかいうイメージを持たれます。ですが実際はそんなことなくて、“努力”や“継続”は苦手ですし、ズボラな面もたくさんあるんです、、、。
なので今回は自分への戒めも込めて、今年の決意をここに残します。
有言不実行のカッコ悪い男にはなるなよ、自分。
〜おまけ〜
先日僕の誕生日に、記念に妻と写真を撮りました。
夫婦の趣味である“着物”を着て、僕の趣味である“カメラ”で、セルフ撮影。
趣味について語り出すと長くなるので、それはまたの機会に。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!